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膵臓の疾患

2014.05.09

肩マッサージ

(毎日新聞 ttp://mainichi.jp/shimen/news/20130912dde012100048000c.html
普段は存在すら意識しない膵臓(すいぞう)だが、その病気は「かかると怖い」といわれる。2年前に亡くなった米アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏(享年56)が膵臓がんだったとされ、歌舞伎役者の坂東三津五郎さん(57)が「膵臓の腫瘍」のために休養したのも記憶に新しい。膵臓の病の原因や症状、対処法を探った。
<例年の健康診断を7月に受けましたところ、膵臓に腫瘍が見つかりました。早期発見できたことは膵臓の病気としては大変幸運なことだそうです>。坂東さんは8月26日、ホームページにこうつづった。今月3日には摘出手術を受け、術後は良好と伝えられる。 

「他の臓器と同じく膵臓には非腫瘍性と腫瘍性の病気があります。非腫瘍性は主として急性膵炎と慢性膵炎、腫瘍性の主なものががんです」。杏林大学病院医学部腫瘍内科教授の古瀬純司さんが言う。

膵臓の役割は二つある。主に脂肪を分解する消化酵素を十二指腸に送り込むこと。もう一つはインスリンやグルカゴンを分泌して血糖値を調整することだ。

「膵臓の病気にかかると問題なのは、血糖値を下げるインスリンを分泌する機能が落ちることです。糖尿病になることが多い」と古瀬さん。 

急性膵炎の症状はみぞおちや背中の突然の強い痛みだ。「エビのように背中を丸めないと耐えられないほどの痛みが襲うことがあります。消化酵素が膵臓の内外に漏れ、周りの組織を溶かしてしまうのです。重症化すると出血したり組織が壊死(えし)してしまったりして命に関わります」 

2003年の厚生労働省研究班の全国調査では、国内の急性膵炎患者は推計年間3万5300人。男性は女性の2・2倍で、男性は50代、女性は70代が発症のピークだ。大阪府立成人病センター検診部消化器検診科副部長の井岡達也さんは「主な原因はアルコールと胆石で、男性はアルコール、女性は胆石が多い。1日にアルコールを60グラム(ビール500ミリリットル缶に換算して約3本)以上飲む人は、飲まない人に比べ約3倍の危険性があります。高齢者では54%が胆石性で、原因のはっきりしない特発性の急性膵炎も24%を占め、アルコールの10%より多い。暴飲暴食が影響しており、急性膵炎と診断されたら、ほとんどの方は身に覚えがあるはずです」と説明する。

慢性膵炎は多量の飲酒、例えばアルコール60グラムを毎日摂取する生活を数年も続けた、というような人に起こりやすい。「急性から慢性に移行する確率は3~15%とされ、決して多くはありません」と井岡さん。慢性膵炎になると膵臓の中に石ができたり、急性膵炎の症状を繰り返したりする。消化酵素が出にくくなって下痢をしたり、糖尿病を発症したりする場合もある。 

最も怖いのが膵臓がんだ。12年に膵臓がんで亡くなった人は2万9916人(厚労省人口動態統計)。がんの死因としては5位だが、古瀬さんは「進行した状態で見つかることが多く、予後の悪いがんの一つ」と話す。以下に挙げるリスクを抱えていると、そうでない人に比べ発症率は数倍にはね上がる。慢性膵炎=5・8倍▽BMI(肥満度を示す体格指数)30以上の肥満=3・5倍▽喫煙=1・3~3・9倍▽糖尿病=2倍。両親や兄弟、子供に膵臓がんの人がいる場合も確率は高い。

年齢では65歳以上がかかりやすく、高齢化とともに増加傾向にあるそうだ。 治療が難しいのは早期発見が難しいためだ。「膵臓は小さいうえに胃の後ろにあるので一般の超音波(エコー)検査では全体の4割ほどしか見えない。ミルクティーなどを飲ませ、胃を透過させれば8割ほどは見えるようになりますが、一定の検査技術が必要です」。そう語る井岡さんによると、がんを疑った方がいい症状は次の四つだ。 

▽みぞおちの痛み 急性膵炎のような激痛ではなく、我慢しようと思えばできるような鈍痛。
▽背中の痛み みぞおちの反対側ぐらいの位置で「張り付いたような痛み」と表現する人が多い。 ▽下痢が続く 膵炎の症状と同じように、消化酵素が出にくくなって脂肪の吸収が阻害され、食物を早く体外に出して楽になりたいとの機能が働いてしまう。食べてすぐトイレに行きたくなる人もいる。 
▽血糖値の異常 普通の食生活をしているのに糖尿病になる、あるいは一生懸命に治療をしているのに糖尿病が悪化する。 

超音波検査と二つの腫瘍マーカー(CEA、CA19−9)の数値などから「早期とはいかないまでも、切除可能なうちに発見することはできます」(井岡さん)。 現在、承認され使われている抗がん剤で膵臓がんへの有効性が確かめられているのは3種類だけ。古瀬さんは「毎年2万9000人も発症するがんでありながら、とても少ない。効果が出にくいのでなかなか開発されなかったのです」と話す。ただ治験中のものも含め、1~2年の間に二つの新しい治療法が増える見込みだ。 「膵臓がんの症状は他の病気でもあるものが多く、見分けるのは確かに難しい。胃がんにおけるピロリ菌のように明確な原因もない。おかしいなと思ったら、かかりつけの医師に『膵臓はどうでしょうか』と聞いてみるのは一つの手。胃腸の検査をしても異常がなかったり、腰痛が長引いたりするようなら一度は膵臓がんを疑ってほしい。一刻を争う病気ですから、その場合には専門医の診察を受けることが大事です」。
 おなかと背中の痛みに膵臓の病気が隠れている

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