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暗闇で過ごす時間が長くなると耳が良くなる?脳の聴覚をつかさどる神経細胞が活性化

2014.04.08

米ジョンズ・ホプキンス大学とメリーランド大学の調査によると、加齢による聴覚障害は、暗闇で過ごす時間が長くなることで改善できる可能性があるとのこと。脳の神経細胞の一部が活性化され、聴覚改善につながるとか。

私たちの脳は、一部のエリアが損害を受けても、近隣の神経細胞が代わりに既に存在する神経細胞を補強します。視覚と聴覚の間の連携は特に強く、目の不自由な人たちが聴覚や音楽に優れた才能を発揮することでもわかるように、聴覚が視覚の不自由さを補填しているのです。

大学で行われた調査では、暗闇の檻に入れた約1週間入れたマウスと、通常の檻で飼育したマウスを比較。それぞれに様々な性質の音を聞かせたところ、暗闇で過ごしたマウスの聴力が向上し、神経細胞の活性化が確認されたとのこと。

視床と呼ばれる脳の部位にある聴覚皮質の神経が、通常の環境で過ごしたマウスと比べて顕著に活発な動きを見せ、音に対し敏感に反応するほか、極小さな音も聞き取れるようになり、音質を聞き分ける能力も向上していたとか。

ここで注目なのは、これが発育の終わった大人のマウスであったことで、感覚をつかさどる細胞の再構築が年齢の進んだ動物にも起こることがわかったからです。これまでは、こうした神経細胞の動きは脳が発育中のみ可能なことであると考えられていました。

このため、人間の成人でもこうした神経細胞の構築が可能であると考えられています。

ただ、実際に人間を1週間暗闇に閉じ込める治療は現実的ではありませんよね。でも、過去の実験では90分間視覚を遮断した状態にしただけでも聴力の向上が確認されたため、短い時間でも向上できると考えられます。

現時点では、こうした聴覚の改善効果は一時的で、聴力の向上したマウスも光の中で生活するうちに1週間後には元通りになったそう。ただ、研究に携わったエミリー・ペトリュス氏は「脳に通常してないことをさせているから。視覚の効かない状態を十分に長い時間かければ、例えば人工内耳のインプラントを行った人が、その効果を発揮できていない場合、脳にインプラントが重要なものであるとわからせることが可能になるだろう」と述べています。

ものは試し。コンサートなどに行く前に、ちょっと暗闇で過ごしてみるなんていうのはいかがでしょう?

参考:Spending more time in the dark could boost hearing in old age
http://www.theguardian.com/science/blog/2014/mar/03/dark-hearing-old-age-deafness-brain

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