東和マッサージ三茶 鍼治療室三軒茶屋 の日記
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すいだま
2014.03.31
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肩マッサージ
昨日の春の嵐が一転して、今日はお花見日和です。 不調の方は吸い玉いかかでしょう?
吸い玉は中国をはじめ、古来より世界中で利用されてきたものですが、日本でも古くから行われ
てきました。「日本書紀」にも登場し、平安時代に編纂された日本最古の医学書「医心方」にも「ス
イフクベ」という呼び方で紹介されています。 江戸時代までは日本でも盛んに吸い玉治療が行わ
れていたようです。明治以降は西洋から導入された医学が医療の中心となり、吸い玉は民間医
療の一つとして伝承されることになってきました。
中国の医師は中医学(中国の伝統医学)と西洋医学のどちらも学ぶ制度があり、それぞれ中医
師免許(中医学)と医師免許(西洋医学)のどちらも国家資格の医師免許となっています。韓国で
も同様に韓医学の医師免許と西洋医学の医師免許の二本立てとなっています。日本での医師
免許は西洋医学だけであり、伝統医療や東洋医学を別のもの(民間療法!?)としてわけていま
す。 吸玉療法の特徴になってい るのは、血液の浄化と血行の促進です。 とくに深部のうっ血や
お血(滞った血液)をだんだんきれいにしていくと考えられています。東洋医学では不妊の原因の
ひとつにお血があり、お血をなくし、サラサラ、きれいな血液を全身に行き渡らせることにより、子
宮卵巣などの生殖器の働きや、ホルモンバランスを整えていくので、不妊にいいといわれている
ようです。
また、強力に吸引をかけることにより、局所の汗を吸出し、毛孔を開かせて体内のお血や冷えを
取り除く、ツボに刺激を与えることにより筋骨や経絡(ツボの流れ)から冷えを取り、止痛、活血な
どの効果をもたらすことも出来ます。同時に自律神経に刺激を与えて調整する作用があるので、
身体の新陳代謝を促していきます。
