東和マッサージ三茶 鍼治療室三軒茶屋 の日記
-
後縦靭帯骨化症の治療
2012.10.10
-
後縦靭帯骨化症の治療では、変形性頚椎症と同様、頚椎カラーという装具を装着するなどの保存的治療が試みられよすが、変形性頚椎症に比べて、効果が少ないことが多い病気です。
明らかな脊髄症状があり、保存的治療を行なっているにもかかわらず後縦靭帯骨化症が進行し、仕事や日常生活に支障をきたす場合には、時期を逃すことなく手術をします。
近年では手術法の開発や改良が行なわれ、最近では、比較的安定した手術成績が得られています。
手術法には、骨化した靭帯を切除する方法(前方除圧固定術)、骨化した靭帯はそのままにして脊柱管を大きくする方法(椎弓切除術または椎弓形成術)などがあります。
変形性頚椎症と異なり、後縦靭帯骨化症は手術後に骨化が進んで、まひがふたたび悪化することがあるので、手術後も長期にわたって経過を観察する必要があります。