東和マッサージ三茶 鍼治療室三軒茶屋 の日記
-
関節リウマチ 症状の現れ方
2012.09.10
-
全身の関節にこわばり、痛み、はれを生じます。
朝のこわばりはリウマチ特有の症状で、起床時に手指などの関節がこわばって動かしにくく、ぎこちない感じを自覚し、温めたり動かすと数分~数時間で消えていきます。
こわばり感に引き続いて関節症状が現れます。関節痛は重要な症状ですが、「痛い」だけではなく、関節の腫脹(しゅちょう)(はれ)、発赤、熱感、運動時痛、関節液がたまる、などの症状を伴います。関節炎は、左右対称性に生じ、しばしば移動性で、手指、手、足、膝などの関節に生じます。 また、微熱、食欲減退、全身倦怠感などの全身症状や、前腕伸側などの皮下結節、目や口の乾き、乾いた咳(せき)、運動時呼吸苦、甲状腺腫などの関節外臓器の症状をしばしば伴います。
関節の炎症は、発症の早期から骨・軟骨に広がり、関節の破壊がどんどん進行すると運動が制限され、元に戻らなくなります。
手や足の変形は食事や歩行などの日常生活動作を損ないます。
頸椎(けいつい)関節炎は後頭部痛や手のしびれ感を、腱に炎症が波及するとバネ指(指を曲げ伸ばしする際にある角度でひっかかり、無理に屈伸しようとするとポコンと指がはねる状態)を、手関節腫脹は手根管症候群を起こすこともあります。