東和マッサージ三茶 鍼治療室三軒茶屋 の日記
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坐骨神経痛とコルセット
2012.08.22
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坐骨神経痛症状は、シビレ・痛み・冷感など様々ですし坐骨神経症状の強さも個人差が激しく日常生活に支障をきたす、症状の激しい坐骨神経痛から慢性化して、何年も続く坐骨神経痛症状までさまざまです。
坐骨神経痛を治療する保存療法の一つに装具療法があります。
コルセットとは腰に巻く強くて太いゴムのようなものです。
コレを巻く事によって仙椎が正しい曲線を描くようになり、腹圧を上昇させて腰椎を安定させてくれて、坐骨神経痛の痛みを和らげていく方法です。
コルセットには2種類あります。
一般的なコルセットは通常良く目にする軟性コルセットです。
もともとは美容目的で作られましたが、腰椎をしっかりと固定できるので坐骨神経痛の症状を和らげる効果があります。
腰に装着した時もそれほどの違和感はありません。
しかし、歩いていると腰痛や足のしびれが起きて歩けなくなる間欠跛行にはあまり効果が現れないようです。
間欠跛行の症状がある場合は、特殊な腰部脊柱管狭窄症用のコルセットを使用します。
腰部脊柱管狭窄症用のコルセットは少し前傾姿勢になるので、軟性コルセットに比べて腰部脊柱管狭窄症や坐骨神経痛の症状はより緩和されます。
しかし、腰部脊柱管狭窄症用のコルセットは装着した時に違和感があり、軟性コルセットと比べると付けた時の違和感がどうしても拭いきれません。
また、長い時間装着していると腹筋や背筋の筋力が落ちてしまう場合もありますので注意が必要です。